長い伝統を誇る日産自動車のスポーツセダン、『スカイライン』。同車の次期モデルが、2013年にも登場する可能性が出てきた。
これは14日、米国の自動車メディア、『INSIDE LINE』が報じたもの。同メディアのインタビューに応じた日産自動車のアンディ・パーマー副社長は、「新しいインフィニティ『G』(日本名:日産スカイライン)は、米国に2013年の春、導入されるだろう」と話したというのだ。
次期モデルが13代目となる日産スカイライン。次期型は、どういう方向性のモデルになるのか。その答えを解く大きなカギとなるのが、5月9日に米国で着工した日産の新エンジン工場だ。
同工場では、ルノー・日産アライアンスとダイムラーとの提携効果を生かして、インフィニティ車とメルセデスベンツ『Cクラス』用のガソリンエンジンを生産することが決定済み。この4気筒エンジンが、次期スカイラインのベースグレードに採用される可能性があるという。
もちろん、「スカイラインといえば6気筒」というファンも多い。同メディアの取材に対して、日産のアンディ・パーマー副社長は、「V8並みのパワーとV6の経済性を両立するには、V6ターボが有効な選択肢」と語っており、次期スカイラインにはV6ターボが搭載される可能性もある。