2012年シーズンに、マーク・ウェーバーはまだポディウムに立ってはいない。しかしながらレッドブルのチームメート、セバスチャン・ベッテルとの差は明らかに縮まり、この状況はシーズンエンドまで続くとチーム代表のクリスチャン・ホーナーは見ている。
「開幕戦以来、マークがとても頑張ってくれている。コクピットに座ったときの落ち着きが違うよ。彼のアプローチは一変し、見た目にも力強さを感じさせてくれている」
「(スペインGPを前に)4位フィニッシュが4回。ポディウムに立つ姿は見てみたいが、マークがこつこつと集めてくれたポイントはとても重要だし、彼のドライビングはこれまでとは全然違う」
「ドライバー同士が競い合うのはとても良いことだし、セバスチャンのポテンシャルを引き出すのにも役立っていると私は思う。チームメート同士が交互に目標値を上げてゆく姿はとても健全だよ」
「彼ら二人の間には微妙な力学が作用している。ドライバー同士、マシン同士の間に働く相互力こそチームが最も欲しているものだからね」