重慶長安汽車(CHANGAN AUTOMOBILE。以下、長安汽車)は4月23日、中国で開幕した北京モーターショー12(オートチャイナ12)において、『RAETON』を初公開した。
長安汽車は1862年に設立。現在では、中国の自動車メーカーのトップ5に入る大手だ。フォードモーターとマツダ、スズキと、それぞれ合弁事業を展開していることでも知られる。
同社が北京モーターショー12で初公開したRAETONは、長安汽車のフラッグシップサルーンに位置付け。同社はこのRAETONで、官僚や富裕層のニーズを満たす高級車市場への参入を狙う。
RAETONの全長は4900mm、全幅は1860mm、ホイールベースは2810mm。大人4名がゆったりと乗車できる快適な空間が追求された。デュアルエアバッグやサイドエアバッグ、サイドカーテンエアバッグ、衝撃吸収ボディ構造など、数々の安全装備を採用。同社は「衝突安全性能は、中国NCAPの5つ星レベル」と自信を見せる。
エンジンはガソリンで、1.8リットル直列4気筒ターボと自然吸気の2.0リットル直列4気筒。トランスミッションは、アイシンAW製の6速ATを組み合わせた。1.8リットルターボは、最大出力177ps、最大トルク24.5kgmを発生。最高速は210km/hに到達する。