クライスラーグループが4月、ニューヨークモーターショー12で初公開した新型スポーツカー、『SRTバイパー』。同車と初対面したフェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長の反応が、伝えられている。
これは、フェラーリの親会社のフィアットと、SRTバイパーを開発したクライスラーグループの両社を率いるセルジオ・マルキオンネCEOが、米国のラジオ番組に出演して明らかにしたもの。同CEOは番組内で、「フェラーリ会長はSRTバイパーを見て、言葉を失ったよ」と明かしたのだ。
ルカ・ディ・モンテゼモーロ会長が、SRTバイパーの実車と対面したのは今回が初めて。デトロイトで開催されたフィアットとクライスラーグループの重役会議に出席したモンテゼモーロ会長に、マルキオンネCEOがSRTバイパーを披露する機会を設けたのである。
ここで気になるのは、モンテゼモーロ会長が「言葉を失った」という部分。フェラーリ製品のデザインに強い発言力を持つとされるモンテゼモーロ会長は、SRTバイパーに対して、好意的、それとも否定的な印象を持ったのか。
マルキオンネCEOは、「モンテゼモーロ会長がSRTバイパーを個性的と受け取ったのは間違いない。彼の反応をうれしく思うよ」と、番組内でコメント。SRTバイパーのデザインに、あらためて自信を示している。