今年、F1カムバックを果たした2007年のワールドチャンピオン。今後は攻勢に出て、優勝を勝ち取りたいとキミ・ライコネン(ロータス)はパッケージに対する自信を示した。
「勝つことができていれば、もっと良い気分だったことは間違いない。でも、この結果にチームは喜んでくれているし、このポジションならこの先何度か経験できるだろうとも思っている。開幕からの過去3戦でもクルマは今程度のレベルに届いていたが、いくつか小さなミスを重ねてしまっていた」
「(バーレーンGPでは)一度だけセバスチャン(ベッテル。レッドブル)に挑むチャンスがあったが、正解とは逆のラインを選んだためにオーバーテイクに失敗してしまった。その後はタイヤが限界を迎えてしまって、再びチャンスはなかった。あれが唯一のチャンスだったと痛感している」
ベッテルとのバトルにグロージャンが割って入ったことを聞かれたライコネンは、「ちょっと困った。でもチームオーダーはなかったからね。同じレベルのクルマ2台で追いかけていたから、ああなってしまうのも仕方がないよ。後から“あそこをああするべきだった”とか言うのは簡単だけど、要するに優勝するほど速くはなかったということだよ」