「ダットサン」ブランドを復活---2014年からインド、インドネシア、ロシアで

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新ダットサンロゴ
  • 新ダットサンロゴ
  • ダットサン12型フェートン(1933年)
  • ダットサン17型セダン(1938年)
  • ダットサン・セダン113型(1956年)。戦後初の新規設計。
  • ダットサン富士号(210型。1958年豪州ラリーでクラス4位、総合25位)
  • ダットサン1200ピックアップ(1960年型、北米市場)
  • ダットサン240Z(1970年型、北米市場)
  • ダットサン510セダン(1972年型、北米市場)

日産自動車は20日、インドネシアで行われた記者会見で、「ダットサン」ブランドを復活させることを発表した。ダットサンは、日産、インフィニティに続く日産の第三のグローバルブランドとなる。

ダットサンは、「高い成長を続ける市場で、将来の成功を夢見るお客さまに、クルマのある豊かな生活を提供」(日産関係者)する。ダットサンブランドのモデルは、2014年からインド、インドネシアおよびロシアを皮切りに販売を開始する予定だ。

ダットサンは日産自身によると、80年にわたる日本のクルマづくりに対する技術とこだわりを象徴しており、日産のDNAを体現する重要なブランドだ。

日産自動車の前身のひとつであるダット自動車製造は1931年、495ccの小型乗用車生産1号車を完成し、『ダットソン』と名付け、翌昭31年に『ダットサン』と車名を変えた。34年に会社名が日産自動車になってからも車名、ブランド名として世界で長年使われ続けた。日本市場では、97年に『ダットサントラック』の生産終了にともない、歴史を閉じている。

日産自動車は20日、インドネシアにおける生産拠点強化と販売力向上を発表した。生産能力を2014年までに25万台へ引き上げる、販売店舗を15年までに150店に増やす。総投資額は330億円となる見込みだ。日産のカルロス・ゴーン社長は19日、インドネシアのスシロ・バンバン・ユドヨノ大統領と会い、日産がインドネシアのモータリゼーションに貢献していくことをコミットするとの意志を改めて表明した。

《高木啓》

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