6日、スイスで幕を開けたジュネーブモーターショー12。フランスの高級スポーツカーメーカー、ブガッティのワールドプレミアは、『ヴェイロン16.4グランスポーツVITESSE』だ。
「グランスポーツ」は、ヴェイロンのオープンモデル。「VITESSE」のハイライトは、ミッドシップに搭載される8.0リットルW16気筒ガソリンエンジンにある。
4個のターボチャージャーで過給されるのは通常モデルと同じだが、クーペの最強グレード、「16.4スーパースポーツ」と同じ専用チューンを実施。その結果、最大出力は1001psから1200psへ、最大トルクは127.5kgmから153kgmへ、それぞれ199ps、25.5kgmの性能アップを達成する。
ところで、16.4スーパースポーツは2010年7月、431.072km/hという市販車のギネス世界最高速記録をマークしている。現時点で、ヴェイロン16.4グランスポーツVITESSEのパフォーマンスデータは開示されていないが、これに迫る速度域へ、足を踏み入れるものと推測される。