トヨタ自動車の中国法人は2日、2月の中国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は約6万8000台。前年同月比は51.3%の大幅増で、4か月ぶりに前年実績を上回った。
トヨタの中国合弁(乗用車)には、第一汽車との一汽トヨタ、広州汽車との広汽トヨタの2社がある。2012年1‐2月実績は、一汽トヨタが約7万3600台。前年同期比は2%減となった。
一方、広汽トヨタは2012年1〜2月、約3万6500台を売り上げ、前年同期比は7.9%増。2011年末に投入した新型『カムリ』が順調に販売を伸ばした。
2月新車販売が51.3%増と大幅に伸びたのは、昨年は2月だった中国の大型休暇、春節が今年は1月に変更され、2月のディーラー営業日が増えたのが要因。
トヨタの2011年中国新車販売台数は、前年比4%増の88万3000台。同社は中国における2012年の年間目標台数を、前年比14%増の100万台以上に設定している。