今シーズンのオフテスト、第2週目となるバルセロナで、トップチームとしては最も遅れてメルセデスAMGが2012年型のF1マシン「W03」を公開した。
先週シルバーストーンでシェイクダウンを行い、また19日には同じカタロニアサーキットでフィルミングランを行っている。
最初のテストではタイヤデータ収集に専念するとして旧型シャシーを持ち込んだメルセデスAMGは、参加した3日間の2日間はトップタイムを残していたが、エキゾーストブローイングなど、今年は許されない装備を搭載したままのテストだった。
「W03には画期的な仕掛けなどひとつもない」と、ノルベルト・ハウグは今週の始めに発言しているが、その一方で初回テストをパスしてでも公開を遅らせたのはライバルにコピーされたくない技術革新があるからだという観測もあった。今のところ外観から判断できる大きな特徴はまるでないが……。