コクピットに座り込むとヒップ・ポイントが低く、沈み込んで座る雰囲気。重心を低くしたい心意気だ。エンジンは意外に低回転でもトルクがあり、市街地でも使いやすい。だが、サーキットに乗り入れると更に楽しい。エンジン特性は3000回転でピークとなり一旦ドロップ。だが、4000回転を超えると再びトルクが息を吹き返し7000回転まで気持ち伸びてくれる。発進加速の0-400mの雰囲気は14秒台に入りそうで、ズバリ速い。更に楽しいのはコーナリング。ウェット気味のサーキットだったが、右コーナーでステアリングを切り込むと、それに合わせて素直にフロントが無理なくラインに乗ってコーナーイン側を目指す。更に速度を落とさずコーナリングさせようとスロットルを入れるとまるでレーシングカートのような挙動でスムーズにリヤが微妙に流れ、一定舵角のままスロットルコントロールでコーナリング。素晴らしい! 見事なスタビリティの高さ! これぞFRスポーツの姿だ。■5つ星評価パッケージング:★★★★インテリア/居住性:★★★★パワーソース:★★★★フットワーク:★★★★★オススメ度:★★★★★津々見友彦|モータージャーナリスト第1回日本グランプリに出場。日産、トヨタ、いすゞの元ワークスレーシングドライバー。現在はモータージャーナリストとして活躍。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。その他にポルシェクラブ・ドライビングスクールの講師も務める。趣味はハイスピードドライビング、モーターグライダー、パソコン。最近はデジカメと電気自転車に凝っている。
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