トヨタ自動車は2日、第42回東京モーターショー2011にプロトタイプモデルとして出展した、小型FRスポーツ『86』を4月6日より発売すると発表した。
86は、ドライバーの感覚ひとつでいかようにも取り回せる「手の内感」や、操る楽しさを体感できる「直感ハンドリングFR」をコンセプトに、世界初の「水平対向・D-4S」パワーユニットをフロントミッドシップに搭載。世界唯一の水平対向エンジン・超低重心FRパッケージを採用することにより、従来のスポーツカーとは別次元の走りの楽しさを追求する。
新開発の水平対向・D-4Sエンジンは、最高出力200psを発揮するとともに、空力性能にも優れたフォルムや軽量化との相乗効果により、13.4km/リットル(JC08モード)の低燃費を実現する。
グレード体系は、標準グレード「G」に加えて、プロジェクター式ディスチャージヘッドランプ、17インチ専用アルミホイール、本革巻きステアリングホイール・シフトレバーノブ・パーキングブレーキレバーおよびスポーツアルミペダルなどを標準装備する上級グレード「GT」、「GT」の装備に加え、本革×アルカンターラのシート表皮、リヤスポイラーなどを装備する「GT“Limited"」、レース競技などのベース車として最適なカスタマイズグレード「RC」をラインアップ。
ボディカラーは7色、インテリアカラーはブラックとレッドの2色を設定。価格は199-305万円。
また、86の発売を期に、専門スタッフを中心にオーナーとともにスポーツカーカルチャーを地域に根付かせる専門ショップ「AREA 86」を開設することも合わせて発表した。