フォードモーターは1日、3月にスイスで開催されるジュネーブモーターショー12において、新型車の『B-MAX』を初公開すると発表した。
同車は、コンパクトカーの『フィエスタ』をベースに開発された小型MPV。フォードモーターは2011年のジュネーブモーターショーに、『B-MAXコンセプト』を出品しているが、B-MAXはその市販バージョンだ。
B-MAXの大きな特徴は、後部ドアがBピラー一体デザインのスライドドアという点。その効果で、1500mm以上というワイドな開口部を誇る。また、2列シートの室内は、多彩なシートアレンジを実現。フォードモーターによると、荷室はクラス最高レベルの容量を備えているという。
エンジンは、フォード自慢の新世代直噴ガソリンターボの「エコブースト」。B-MAXには、1.0リットル直列3気筒が用意される。「デュラトルクTDCi」と呼ばれるターボディーゼルも設定した。
欧州フォードのステファン・オデル会長兼CEOは、「B-MAXは多くの顧客が小型車に求めるニーズを反映させた新型車だ」とコメントしている。