デンソーは26日、従来のラジエーターを全面改良し、高性能化かつ40%の小型・軽量化を実現した「グローバル スタンダード ラジエーター(GSR)」を開発したと発表した。
GSRは、放熱効率の向上により、従来27mmの製品幅が16mmでも同等の性能を発揮することを可能とし、大幅な小型・軽量化を実現した。
ラジエータータンクには2009年から量産を開始している植物由来樹脂を使用し、優れた環境性能を実現。また、製品の小型化によりボンネット内での搭載設計の自由度が増し、事故の際に衝撃を吸収するための空間の拡大を可能とし、安全面での貢献も期待される。
今回開発した製品幅16mmのGSRは、26日に発表されたレクサス『GS』に搭載。同社では今後、16mmに加え、従来製品の36mmを27mmに、16mmを11.5mmに小型化するGSRも順次製品化し、GSRシリーズとして幅広い車種へ対応していく。