2012年1月21日に開催された日本EVクラブ主催「フランクフルトモーターショー・東京モーターショー2011 EV報告会」では、2012年中に予定される、ふたつのEVキットの計画が明かされた。
ひとつはすでにお披露目されている日本EVクラブのオリジナルEVである「ジャメ・コンタント・オマージュ号」の量産計画だ。1泊2日ほどの組み立て講習会を行いつつ、キットとして春からの量産を予定。価格は、電池を別として、講習会の費用を含んで200万円以下を目標とするという。
もうひとつの計画は、ケータハム『セブン』をEVにコンバージョンするキットの開発だ。モーター&インバータ、急速充電装置、東芝製リチウムイオン電池「SCiB」など、コンバージョンに必要なものを用意。ケータハムセブンのオーナーでEVコンバージョンを希望する人などに販売を考えているという。
コンバージョンキットの価格は250万円前後の予定なので、中古などで車体を150万円程度で用意できれば、あわせて400万円程度でケータハムセブンEVが手に入ることになる。モーターは80馬力ほどで、航続距離は150kmほどになるという。