フォードモーターは9日、2011年1〜12月の中国新車販売の結果を公表した。総販売台数は、過去最高の51万9390台。前年比は7.5%増を記録した。
フォードモーターの中国合弁には、乗用車の長安フォードマツダ(CFMA)と、商用車の江鈴汽車(JMC)がある。
長安フォードマツダの2011年実績のうち、フォードブランドは前年比5%増の32万0658台。中型セダンの『モンデオ』が2011年12月単月、前年同月比76%増の8095台を売り上げるなど、牽引役を果たす。
江鈴汽車の2011年実績は、前年比9%増の19万4588台。商用車の『トランジットコネクト』が、12%増の5万8595台と人気を集めた。
同社は2015年までに、中国市場へ15の新型車を投入し、シェアを拡大する計画。フォードモーターチャイナのデビッド・スコッチ会長兼CEOは、「新工場が稼働する2012年、中国でさらなる成長が期待できる」と語っている。