トヨタに関しては、やはり話題の『86』(ハチロク)がモータースポーツ視点で見ても“主役”である。先月末の「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL 2011」(富士スピードウェイ)でもお披露目されたことでわかるとおり、今後のトヨタのモータースポーツ活動におけるキーとなるクルマ。実車を見ていると、これのレース仕様車はどんな感じに? という期待が膨らんでくる(海外で『FT-86』のレース参戦は既にあったが)。
BMWグループでは、今季からWRCワークス参戦をスタートさせたMINIに注目。『MINI John Cooper Works WRC』が、少々高めの位置に展示されている。これを見上げつつ、フル参戦前のプレ参戦段階ながらシトロエンやフォードといった既存強豪メーカーに混じって2位と3位を一度ずつ得た今季の活躍に思いを馳せよう。ラリージャパンの開催がなく、日本メーカーのトップシーン不在も続いているだけに、現役WRCマシンを眺めることのできる貴重な機会だ。