ゼネラルモーターズ(GM)は今回の東京モーターショーで、乗用車としての出展は行っていない。しかしGMジャパンでは「スマートモビリティシティ2011」にブースを構え、EV(電気自動車)コンセプトのシボレー『EN-V』を展示している。
シボレーEN-Vは、昨年の上海万博でワールドプレミアした『EN-V』をベースとした2人乗りEVだ。EN-VとはElectric Networked-Vehicle(ネットワーク化された電動車両)の略で、大都市などでの渋滞や駐車問題、安全性、環境対策などを考慮して設計された。
ネットワーク機能については、GPSを車両間通信および距離検出技術と組み合わせており、手動走行・自動走行の両方を可能にしているという。バッテリーにはリチウムイオン電池を使用し、航続可能距離は40km以上となっている。
上海万博で初公開されたEV-Nは、動物を思わせるユーモラスな外観だったが、今回東京モーターショーに出展されたシボレーEN-Vは機能重視のモダンなデザインに変貌していた。シボレーブランドであることを示すボウタイエンブレム内蔵のフロントマスクを備えたことも特徴だ。
なおGMジャパンでは、東京ビッグサイトの西展示棟(屋上展示場)で12月7~11日に行われる次世代自動車同乗試乗会に、レンジエクステンダーEV(PHV)シボレー『ボルト』を参加させることが決まっている。