国連WP29 EV導入促進へ国際基準検討

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国土交通省は18日、スイス・ジュネーブで開催されている国連欧州経済委員会自動車基準調和フォーラム(UNECE/WP29)会合で、電気自動車などの導入を促進するための国際的な統一基準を検討する体制を整備することで合意したと発表した。

リチウムイオンバッテリーの安全性などの統一基準を検討するもので、日米欧が共同で提案し、参加国間で合意した。これにより、日本が得意とする安全・環境性能の高い電気自動車等の導入がさらに促進されることが期待される。

会合ではまた、日欧の主導で国際的な車両型式認証の相互承認制度(IWVTA)の創設に向けたロードマップについても正式に合意した。現在の部品ごとの型式認証制度を包含した形で車両全体としての包括的な型式認証をめざすもので、2016年3月までに実現に向けた基盤整備を行う。

会合では、国土交通省自動車局の木場宣行次長が日本の自動車基準認証国際化行動計画をプレゼンテーションし、アジア諸国など新興国がWP29に積極的に参加していくことの重要性を含め、会合出席者からの支持を得た。

《レスポンス編集部》

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