フォルクスワーゲングループに属し、スペインに本拠を置くセアトは9日、同社初のEVプロトタイプを公開した。
このEVは、5ドアハッチバックの『アルテアXL』をベースに、セアトが独自開発した1台。車名は、『アルテアXLエレクトリックエコモーティブ』と命名された。
モーターは、最大出力115ps、最大トルク27.5kgmを発生。最高速は135km/h、1回の充電で最大135kmを走行できる。5ドアハッチバックの車内は、ベース車両と基本的に変わらず、ファミリーユースに対応できる空間を備えている。
セアトはスペイン国内で、アルテアXLエレクトリックエコモーティブを実証実験に活用。2015年以降、スペイン工場での量産へつなげる計画だ。同社のマティアス・レーブ研究開発担当副社長は、「まずはフリートユースに販売。その後、一般ユーザーに対象を拡大したい」と語っている。