日産自動車のカルロス・ゴーン社長は24日、横浜市のグローバル本社で発表した中期環境行動計画の一環として「独自技術を採用したプラグインハイブリッド車(PHV)を2015年に発売する」と表明した。
同時に、現在開発中のFF(前輪駆動)方式のHVについても13年に市場投入する計画を示した。日産はHVより、EV(電気自動車)の開発に経営資源を集中してきたが、HVについても順次商品を強化していく。
ゴーン社長は、PHVなどの商品化について「HVのパイオニアは日産ではなかったが、自動車メーカーは消費者のニーズに対応しなければならない」と語った。
また、次世代の環境車のなかで、どの技術が主流になるのかは「消費者が選択することになる」と述べ、日産としては市場のニーズに幅広く対応できる態勢で臨む方針を示した。