【新聞ウォッチ】ジョブズ氏訃報と小沢被告初公判

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年10月7日付

●小沢元代表側、4億円出所説明せず、初公判、虚偽記入「事実ない」(読売・1面)

●アユタヤ大洪水、日系企業も被害、タイ(読売・8面)

●ジョブズ氏死去、新アップル試練、IT盟主の座守れるか、ライバル次々と攻勢(読売・10面)

●自動車、増産にブレーキ、円高で輸出不振海外シフト(朝日・8面)

●節水「トイレバイク」走るTOTO(朝日・9面)

●三菱自動車、OEMでミニバン(毎日・8面)

●小沢氏、救急搬送(産経・1面)

●上期新車販売プリウスV3(産経・12面)

●F1日本GP、きょう開幕(産経・16面)

●ユーロ安対策、企業急ぐ、想定レート見直し(日経・1面)

●ソニー、エリクソンとの携帯合弁、解消へ交渉(日経・1面)

●育てグローバル人材、内定者の一部留学、トヨタが研修制度(日経・3面)

●日産、ブラジル新工場、1070億円投資(日経・11面)

●「シボレー」小型車、日本初投入GMジャパンが来月(日経・11面)

●トヨタ、印から南ア輸出、新興国戦略車、スズキなどに追随(日経・11面)

ひとくちコメント

アップルの創業者のスティーブ・ジョブズ氏の突然の訃報が世界中に流れたのは、民主党の小沢一郎元代表が被告人として法廷に立つ直前だった。

自宅のガレージから世界一のIT企業を築き上げた偉大なるカリスマ経営者の56歳という早すぎる死去。一方で、4億円の出所をめぐって「無罪」を主張する69歳の小沢被告とはまるで「月とスッポン」のようにも思えるが、どうも日本のメディアは小沢被告のほうにニュースの価値があるとみているようだ。

6日の夕刊も、日経を除く各紙が「小沢元代表無罪を主張」(毎日)を1面トップで報道。きょうの各紙も読売、毎日、産経、東京が「小沢元代表側、4億円出所説明せず」(読売)などと、1面トップで報じている。

社説でも全紙が「小沢元代表初公判」をテーマに取り上げているが、「ジョブズ氏死去」は、毎日、東京、日経の3紙だけだった。その小沢被告も昨夜遅く救急車で文京区の日本医科歯科大付属病院に搬送されたという。

「命に別状はない」とのことでまずは安心したが、きょうの紙面からは、カリスマ性のある経営者も政治家も生前、世のため人のためにどれほど役に立った人物なのかを改めて振り返る格好の機会にもなった。

《福田俊之》

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