ホンダは5日に開幕した「国際福祉機器展2011」に、車いすに座ったままで乗り降りできる「車いす仕様車」の電動乗降タイプを次期型『フリード』に搭載し、参考出品した。
従来の車いす仕様車は、手動で車いすをスロープに沿って動かして車内に入ったり、車内から降ろしていた。参考出品車では、2列目シート下に埋め込まれた2基の電動ウインチを使って車いすの移動をアシストするようにしたもの。
電動乗降タイプの車いす仕様車は、『フリード』のマイナーチェンジに合わせて導入を始める。また従来の手動式のものは販売を中止し、電動タイプに一本化するという。
電動乗降タイプの価格や今後の展開車種については明らかにしていない。ホンダは現在、車いす仕様車を現行フリードのほか軽自動車『ゼスト』に設定している。