デンソーは14日、アイドルストップシステム用の新型始動装置「タンデム・ソレノイド・スターター(TSスターター)」を開発したと発表した。
同スターターは、ピニオンギヤの押し出しとモーター駆動を独立で制御する世界初の構造を採用。同社従来品と比べ、エンジンを再始動する際の待ち時間を最大1.5秒程度短縮し、スムーズな始動フィーリングを実現している。
従来のスターターは、車両が停止してもエンジンが惰力で回転する間は、再始動できず、最大1.5秒程度の待ち時間が発生する場合があった。
しかし、今回開発したTSスターターは、エンジン回転数に応じて、ピニオンギヤの押し出しとモーター駆動を独立して制御。エンジン回転中でも始動を可能とした。