反体制派が勝利し、政権の座から引きずり降ろされたリビアのカダフィ大佐。その行方は依然として不明だが、大佐の隠し財産の中に、何とも珍しいカーコレクションが見つかり話題となっている。
これはイタリアのメディア、『corriere.it』が報じたもの。同メディアによると、反政府部隊が首都トリポリのカダフィ大佐の邸宅に突入したところ、フィアット『500』をベースにしたカスタムEVを発見したという。
このフィアット500、イタリア・ミラノに拠点を置くカロッツェリア、カスターニャが改造を担当。フィアット500のサイドドアやルーフ、リアゲートを大胆にカットし、ビーチバギー風モデルに仕立てた。
また、大佐のフィアット500は、EVバージョンという点にも注目。最大出力46psのモーターを搭載し、最高速は160km/h。1回の充電で、最大260kmを走行できる性能を備えている。
発見されたこの500、ボディカラーはグリーンとゴールドのツートンで、ベージュのキャンバストップを装備。車体の前後には、黒いアフリカ大陸の地図の中に、緑のリビアを浮かび上がらせた特製エンブレムが装着されていたという。