一番の驚きはステアリングフィール。今までのアメリカンSUVにありがちな手応えの無さがない。路面からのフィードバックが十分にあって、タッチも繊細。思い通りぶっとばしたままコーナーに進入できる。
あとは運転席の足元の広さと腰高感の無さだろう。『エクスプローラー』として初めてモノコックボディを採用してるため、視線は低くはないが、無駄な車高のかさ上げがなく、フロアの出っ張りも少なくすんなり座れる。
それは後席も同様で、2列目は十分低く広く、国産ミニバンから乗り換えても満足できる快適さ。3列目はフロアが少し高くなり、余裕たっぷりとは言わないが、そこそこ広い。
さらなる驚きはラゲッジで、7名フル乗車状態で595リッター! 大型ステーションワゴン並みだ。ただし、質感は言うほど高くはない。アメ車としては凄い! 程度か。
■5つ星評価
パッケージング:★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★
小沢コージ|バラエティ自動車ジャーナリスト
横浜市出身。自動車メーカー、二玄社『NAVI』編集部員を経 てフリーに。現在『ベストカー』『エンジン』『週刊プレイボーイ』『MONOMAX』時計ビギン』などの雑誌「carview」「webCG」「日経BP ネット」「Vividcar」などネットに多数連載。愛車はポルシェ911 カレラ2、ロールスロイスなど。趣味はサッカー、スキー、ゴルフ、絶叫カラオケ!?