ダイムラーは21日、メルセデスベンツの米国アラバマ州タスカルーサ工場に、20億ドル(約1570億円)以上を投資すると発表した。
タスカルーサ工場は1997年、メルセデスベンツにとって初の海外生産拠点として稼働。最初にラインオフしたのは初代『Mクラス』で、その後、『GLクラス』や『Rクラス』も生産車種に加わった。2010年には、年間12万5000台以上を生産している。
今回の投資は、タスカルーサ工場の生産能力増強が目的。新型Mクラスに続いて、『GLクラス』の後継モデルの生産や『Cクラス』の現地生産に備える狙いもある。
ダイムラーのディーター・ツェッチェ会長は、「未来に向けた投資によって、タスカルーサ工場のサクセスストーリーに新たな一章を刻む」とコメントしている。