フォルクスワーゲンのCEOのオペル売却を巡る発言を批判したGM。今度は、オペルのフォルクスワーゲンに対する優位性をアピールする反論に出た。
GMがフォルクスワーゲンを批判しているのは、13日、ドイツの『Frankfurter Allgemeine Zeitung』紙が、フォルクスワーゲンのマルティン・ヴィンターコルンCEOへのインタビュー記事の中で、同CEOの「オペルは韓国のヒュンダイではなく、中国の自動車メーカーに売却されるのではないか」と発言したことに対するもの。
13日、GMは声明を出し、「ヴィンターコルンCEOは、オペル売却観測をあおるような発言を繰り返しており、非常に残念」と批判したのだ。
さらに、GMはフォルクスワーゲンに対して、お返しとも受け取れるコメントを。それはオペルのエンジン併用型レンジエクステンダー(航続距離延長)EV、『アンペラ』(シボレー『ボルト』の兄弟車)をアピールする内容だ。
声明の中でGMは、「オペルはアンペラを発表し、欧州のメディアから称賛された」と紹介。続けて、アンペラに対する専門家の評価を引用し、「オペルはフォルクスワーゲンの3年先を行っている」とした。
フォルクスワーゲンの反応が注目される。