米国では納車の遅れから、キャンセルが続出と一部メディアが報じた日産のEV、『リーフ』。これに対して、同社のカルロス・ゴーンCEOが、リーフの納車が順調に進んでいることをアピールした。
これは14日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアによると、ゴーンCEOは米カリフォルニア州で記者団と懇談し、「6月のリーフの米国販売台数は過去最高の1500台程度になる」との見通しを示したという。
この発言には伏線があった。『ブルームバーグ』が13日、リーフの米国での納車が遅れていることを取り上げ、「リーフ、米国で発売早々に失速。予約客の45%がキャンセル」と報じたのだ。
この記事に対して、日産がクレームをつけたとされており、14日に『ブルームバーグ』が「キャンセル率は20%未満」と訂正を入れるひと幕もあった。
この記事の件もあり、冒頭のゴーンCEOの納車順調発言が飛び出したもよう。東日本大震災の影響もあり、米国ではリーフの納車の延期が半年以上に及ぶ顧客もいると伝えられており、日産がリーフの報道に関して、神経を尖らせているのは間違いないようだ。