全体相場は4日ぶりに反発。連日の下落で、6日の終値ベースの東証1部全銘柄PBR(株価純資産倍率)が1倍ちょうどの水準に低下した。
解散価値まで株価調整が進んだことから、米国景気、国内政局に対する先行き警戒感が根強い中にあって、値ごろ感からの買いが優勢な展開となった。
平均株価は前日比62円60銭高の9442円95銭と反発して引けた。東証1部銘柄の7割近くが値上がりし、自動車株も軒並み高となった。
トヨタ自動車が、10日大引け後に2012年3月期業績見通しを発表するとの一部報道を受け人気化。業績回復に対する期待から、前日比70円高の3285円と5日ぶりに反発した。日産自動車が15円高の782円、ホンダが10円高の3020円と反発した。