フォードモーターは2日、環境性能に優れる直噴1.0リットル3気筒ガソリンターボ、「エコブースト」エンジンを新開発したと発表した。
この3気筒エンジンは、今後発売するフォードのコンパクトカーに搭載予定。フォードの歴史において、最も排気量の小さいエンジンとなる。
エコブーストのコンセプトに従い、直噴ターボを採用。さらに可変バルブタイミング機構の「Ti-VCT」も組み込む。シリンダーヘッド一体型のエグゾーストマニホールド、オフセットさせたクランクシャフトなど、環境性能向上策を徹底させた。
同社は新エンジンのスペックを公表していないが、1.0リットルの排気量でありながら、1.6リットル自然吸気エンジン並みのパワーを発揮するという。もちろん、燃費などの環境性能は高レベルと推測できる。
フォードはグローバル規模で、このエンジンを展開する計画。スペックなどの詳細は、9月のフランクフルトモーターショーで明らかになる。