ダイハツ工業の伊奈功一社長は27日の決算発表の席上、JC08モードで1リットル当たり30kmの燃費性能を誇る軽自動車『イース』について、「今後の事業環境が大きく変化しない限り、9月に市場投入したい」と表明した。
伊奈社長は、「東日本大震災からの復興ということでも燃費性能が良く、価格の安い軽自動車へのニーズは高まる」と述べ、昨年来の計画に沿って生産立ち上げを図る方針を示した。
また、伊奈社長はイースの価格について、エントリーモデルで80万円を切り、量販モデルでは100万円を切る価格設定とすることも明らかにした。
一方、今年秋から計画しているトヨタ自動車向けの軽供給についても「計画どおりに進める」(神尾克幸副社長)方針だ。