GMのキャデラックブランドは、20日に開幕したニューヨークモーターショーにおいて、『CTS』の2012年モデルを初公開した。
CTSは同ブランドのミッドサイズ車。セダン、ワゴン、クーペの3ボディ、そしてスポーツ版の『CTS–V』と、ワイドなバリエーションを誇る。
2012年モデルは、フロントマスクを中心にリニューアル。グリルはメッシュにメッキフレームを組み合わせた新デザインで、キャデラックのロゴマークも大きく、立体的な造形に変更された。
エンジンは、3.6リットルV型6気筒ガソリンをパワーアップ。従来比で14ps、0.2kgmパワフルな最大出力318ps、最大トルク37.9kgmを発生する。このエンジンは、9.3kgの軽量化も達成。出力向上にもかかわらず、米国EPA(環境保護局)燃費は、市街地7.65km/リットル、高速11.48km/リットルと変わらない。
また2012年モデルは、携帯電話のブルートゥース機能を全車に標準装備。今秋、米国市場で発売される。キャデラックブランドのドン・バトラー副社長は、「2012年モデルは燃費性能を犠牲にせず、高いドライビングパフォーマンスを実現した」と自信をのぞかせている。