オーバーテイクを増やす目的で今季から導入されたDRS(ドラッグ・リダグション・システム)。元F1ドライバーとして長年活躍した経歴を持つオリビエ・パニスは同システムは危険だと指摘した。
「僕は好きじゃないね。オーバーテイクを増やしたいなら、サーキットの形状を変えるべき。ロングストレートとヘアピンを組み合わせれば、オーバーテイクは増えるはず。ああいうデバイスは必要ないと思う」
「現在のドライバーはステアリングホイールでやるべきことが多すぎる。それは危険なことだし、哲学的にもいいとは思えない。高速コーナーでシステムに不具合があればとたんに危険なものになってしまう。なぜこういうものを導入するのか僕には理解できない。こういった新システムはF1に必要ない」とパニスは指摘している。