三菱自動車の益子修社長は19日、上海ショー会場で記者団と懇談し、2013年から中国での生産を決めた「グローバルスモール」について、同モデルを12年から生産するタイと同規模のボリュームにする方針を明らかにした。タイでは12年3月に年15万台規模で立ち上げる計画としており、中国でも大型のプロジェクトとなる。同車は低価格と燃費性能を追及したスモールカーで、上海モーターショーにはコンセプトモデルを出品している。三菱は10年に中国で約17万台を販売したが、グローバルスモールの生産が立ち上がる13年には30万台に拡大する計画。益子社長はその後、「15年には50万台に行けるようにしたい」と、中国事業の拡大に意欲を示した。グローバルスモールは「燃費性能を競合他社に対するひとつの優位性にしたい」と述べ、クラスでもトップ級の省燃費モデルを目指す方針を表明した。
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