日本自動車連盟(JAF)は、子どもの車内事故に関する実態を把握するため「子どもの車内事故に関するアンケート調査」を実施した。
調査結果によると、回答者7048人のうちの28.3%が「子どもが車内で怪我をしたり危険な目にあった経験がある」と回答。
子どもが車内で怪我をしたり危険な目にあった内容で最も多かったのは「頭や体を強打した」で35.5%。次いで「ドアに手や足を挟んだ」で25.5%、「パワーウインドーに手・足・首などを挟んだ」が16.3%だった。
怪我をしたり危険な目にあった時の子どもの座席位置では「後席(3列目シートを含む)」が80%を占めている。
怪我をしたり危険な目にあった時のチャイルドシート、シートベルトの使用有無では「走行中だったがしていなかった」が最も多く37.7%。次いで「チャイルドシート(またはシートベルト)をしていた」30.9%、「走行中ではなかったのでしていなかった」が30.4%だった。
これを車のタイプごとにみると、セダンタイプ、ミニバンまたはワンボックス、スポーツタイプでは「走行中だったがしていなかった」の割合が40%にのぼり、「使用していた」の割合を12.0~15.7ポイント上回った。
また「車内で怪我をしたり危険な目にあった経験がない」と回答した人のうち、61.1%が「普段から気をつけていることがある」と回答。
このほか、子どもを車内に残したまま車を離れたことがあると回答した人は、全体の28.2%を占めた。