バンコクモーターショーのトヨタブースには『プリウス』が展示され、新しもの好きのタイの人々は熱心に車両をチェックしている。実はこのプリウス、日本からの輸入車ではないのだ。タイ仕様のプリウスは、タイにあるトヨタ自動車のゲートウェイ工場において昨年の11月29日に1台目をラインオフ。3代目プリウスとしてははじめて、日本以外の国で生産されている現地生産車なのである。タイでは昨年11月30日から販売がスタートし、年間生産計画は1万2000台。販売価格は、スタンダード仕様が119万バーツ(約321万円)、LEDヘッドライトなどが備わる上級仕様は126万バーツ(約340万円)となる。タイで現地生産する理由は、輸入車扱いでは高価な関税がかかり、物品税も含め車両価格が日本の3倍程度まで跳ね上がってしまうから。現地生産することで、税額を抑えているのである。プリウスの場合、日本から輸入すると車両価格に対して80%の関税と35%の物品税がかかると見込まれるが、関税を不要としたほか国内生産のハイブリッド優遇税制により物品税を10%に抑えている。とはいえ、日本に比べるとずいぶん高いのだが……。タイでトヨタが販売するハイブリッドカーは、『カムリハイブリッド』に次いで2車種目。日系自動車メーカーは「タイでハイブリッドが受け入れられるのか興味深く見守っている」(メーカー関係者)という。
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