ホンダ、技術研究所の被災状況を公開

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地震発生時は300名あまりのエンジニアが業務に当たっていた
  • 地震発生時は300名あまりのエンジニアが業務に当たっていた
  • 被災した施設
  • 記者団の質問に答える伊東孝紳社長
  • 被災状況について説明する伊東孝紳社長
  • 伊東社長が被災したエンジニアたちに声をかける
  • 被災した施設
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ホンダは8日、3月11日に発生した東北関東大震災で被災した本田技術研究所四輪R&Dセンター(栃木県芳賀郡芳賀町)の施設を報道陣に公開した。

栃木のR&Dセンターは今回の震災で甚大な被害を受け、食堂の壁が崩れ、従業員1名が死亡したほか、栃木県内の複数の関連施設で、壁が崩れる・天井の一部が落ちるなどの被害により、30名以上のけが人が出た。

報道陣に公開されたのは、設計部のあるフロア。地震発生時はおよそ300人のエンジニアが業務に当たっていたが、天井が落ちるなどの被害があった。設計部のフロアが被災したことから、従業員は別の施設に移動して業務に当たっている。また1000名程度の従業員は狭山市、鈴鹿市、和光市などの事業所で業務に当たっている。

今回の報道陣への公開では本田技研工業社長の伊東孝紳社長が出席。今後の生産活動再開の取り組みや見通しについて記者団に説明した。11日より四輪の全工場で生産が開始されるが、当面は50%程度の操業状況を強いられるといい「フル稼働までには希望的には2〜3カ月、遅くとも数ヶ月内には戻したい」語った。

《北島友和》

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