GMは2日、中国における3月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、3月としては過去最高の23万3014台を記録した。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC-GM(上海通用五菱汽車)の2社がある。3月の新車販売は、上海GMが前年同月比14.5%増の9万9589台。SAIC-GMは12万5247台を売り上げている。
上海GMでは、シボレーブランドが前年同月比6.7%増の4万9234台をセールス。09年4月に投入した小型セダン、『クルーズ』が1万7348台、コンパクトカーの『セイル』が1万2920台と好調だった。
ビュイックブランドは、前年同月比15.8%増の5万5025台。ロワミディアムセダンの『エクセル』が、32.2%増の3万0708台と牽引役を果たす。キャデラックブランドは『SRX』を中心に、43.7%増の2030台をセールス。前年同月比は121.1%増と大きく伸びた。また、09年8月に設立されたトラック合弁のFAW-GMは、8161台を販売している。
GMの今年1-3月中国新車セールスは、前年同期比10%増の68万5583台と、こちらも新記録。GMチャイナのケビン・ウェール社長は、「中国政府によるインセンティブ終了にもかかわらず、今年も好調なスタートを切った」とコメントしている。