日産自動車は、追浜工場、栃木工場、横浜工場、日産車体の操業を20日まで継続すると発表した。
いわき工場を除く各工場は損壊した建屋・設備の復旧に一定の見通しが立った。ただ、部品の調達に関するサプライヤーとの調整には時間を要するため、20日までの操業停止を決めた。
九州工場と日産車体九州は、17、18日に在庫部品で生産できる分だけ生産する。部品の在庫が無くなった後については現在検討中。
いわき工場は、震源地に近く余震なども続いていることから、復旧には時間がかかる見通し。
一方、同社は被災地に義援金3000万円を寄付することを公表しているが、これに加えて車両50台の寄贈、従業員による寄付とマッチングギフト、海外子会社からの支援などを合計して4億円相当を支援する準備を整えた。