アストンマーチンは2日、ルマン24時間耐久レースをはじめ、2011年シーズンの耐久レースに参戦するニューマシン、「AMR-One」を発表した。
同車は、ルマン24時間耐久レースやILMC(インターコンチネンタル・ルマン・シリーズ)の「LMP1」クラスに参戦する目的で、プロドライブと共同開発。ボディは従来のクローズドボディから、オープンボディ化されたのが特徴だ。
それ以上に変わったのがエンジン。アウディやプジョーなどのライバル勢が、新レギュレーションへの移行に伴い、エンジン排気量をダウンサイジングする中で、アストンマーチンも6.0リットルから2.0リットルへ、大幅なダウンサイジングに踏み切った。
この2.0リットルエンジンは、アストンマーチンにとって久々の直列6気筒。しかも、直噴ターボ化されている。最大出力は従来の6.0リットルV型12気筒エンジンの600psには劣るが、それでも540psを確保。ダウンサイジング化により、燃費は大幅に向上している。
AMR-Oneは、合計6台が生産される予定。アストンマーチンは3月上旬からテストを開始し、6月のルマン本戦に備える計画だ。