ドイツのEDAGグループは、3月1日に開幕するジュネーブモーターショーにおいて、EVコンセプトカーの『ライトカー・シェアリング』を初公開する。
EDAGグループは1969年、ドイツに設立。世界21か国で、自動車関係のエンジニアリングサービスを提供する企業だ。同社は2009年のジュネーブモーターショーに、EVコンセプトカーの『ライトカー・オープンソース』を出品。2010年のジュネーブでは、その発展モデルを披露した。
2011年のジュネーブでワールドプレミアするライトカー・シェアリングは、その名の通り、カーシェアリングでの利用を前提に開発したEV。ユーザーはスマートフォン経由で車両の現在位置や予約状況などの情報を得て、最寄りの車両をレンタルするという仕組みだ。
同社得意のLEDテクノロジーを引き続き採用。とくにリアゲート全面がパソコンのモニターに見立てられており、後続車に対してさまざまな情報を表示する。車と人との一歩進んだコミュニケーションの形を提案している。
小型ボディの室内は、6名乗りの空間。ボディパネルには、軽量なコンポジット素材やプラスチックを使用した。このボディパネルをはじめ、バンパーやシートなどの各部品は脱着可能となっており、好みのスタイルに仕上げられる。
EVパワートレインの詳細は明らかになっていない。同社によると、二次電池はリチウムイオンバッテリーで、最高速は100km/h、1回の充電での最大航続距離は100kmの性能を確保しているという。