BMWが現在、開発を進めている新型『M5』。そのM5に関して、興味深いレポートが届いた。トランスミッションが、ATだけになる可能性が高いというのだ。
これは米国の自動車メディア、『モータートレンド』が14日に報じたもの。同メディアによると、BMWの開発陣は次期M5に『M3』で実績のあるゲトラグ製デュアルクラッチトランスミッション、「M DCT」の採用を見合わせ、ZF製のパドルシフト付き8速ATと組み合わせる方向だという。
これには、理由がある。新型M5は、『X6M』『X5M』と同じ4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載するといわれる。同メディアによると、このエンジンが生み出す強大なトルクが、デュアルクラッチトランスミッションでは対応できないというのだ。
また、次期M5には「マニュアルトランスミッションも用意されない」と同メディアはレポート。「X6MやX5Mと同様、オートマチックオンリーになる」と同メディアは報告している。