アウディは15日、『A8』の防弾装甲仕様車、「A8Lセキュリティ」を発表した。このA8は、ロングホイールベースの「A8L」がベース。世界のVIPのニーズに応えるさまざまなセキュリティ装備を加えたモデルだ。ボディパネルは厚みを増した専用鋼板に取り替えられ、窓ガラスにはポリカーボネート加工を実施。サイドシルも大幅に強化された。アウディによると、防弾性能は「VR7」規格を満たし、旧ソビエト連邦製のライフル銃、「AK-47」に耐えうるボディ強度を実現しているという。また室内には、非常脱出装置、火災時の自動消火システム、毒ガス攻撃に備えた酸素吸入装置、携帯電話以外の連絡手段のインターコムを装備。ルーフには、格納式のサイレンが追加された。エンジンは、直噴6.3リットルW12気筒ガソリンエンジン。最大出力500ps、最大トルク63.7kgmを引き出し、特殊装備によって重量が増したヘビー級ボディを、0-100km/h加速7.3秒、最高速210km/h(リミッター作動)まで引っ張る。A8Lセキュリティは、今夏から販売開始。アウディは2012年、さらにエンジンバリエーションを拡大させ、セキュリティ車のニーズに対応する計画だ。
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