日産自動車とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)は2月14日、2011年度のグローバルでのモータースポーツ活動計画を発表した。
同社では、クルマの楽しさと走る悦びを提供するため、モータースポーツ活動を事業の重要な一部と位置付け、2011年も国内最高峰のチャンピオンシップであるSUPER GTシリーズGT500クラスをメインに取り組む。
SUPER GTは「R35型 NISSAN GT-R」でGT500クラスで、参戦チームへの技術支援やニスモが車両開発する。参戦する2011年型GT-Rは、VRH34Aエンジンを改良、最適なトルク特性と出力向上の実現を図るとともに、ダウンフォース向上のためのボディ細部のデザインをリファインした。また、駆動系の信頼性の向上も図る。
チーム体制では、日産系チームとしては、NISMO、TEAM IMPUL、KONDO RACINGに加え、新たにMOLAが参戦し、計4台のGT-Rで同シリーズGT500クラスに出場する。日産系チームの総監督は引き続き柿元邦彦氏が務める。
一方、昨年から開始されたFIA GT1世界選手権にGT-Rで参戦するプライベートチームに、ニスモが4台のR35型GT-Rを供給し、技術支援する。昨年1勝したSUMO POWER GTは引き続き参戦する。新たにJR MOTORSPORTS(JRM)がGT-Rで参戦する。
このほか、若手ドライバー育成プログラムである「ニッサン・ドライバー・デベロップメント・プログラム」への協賛や国内外のプライベートチームをサポートする活動を実施していく。