26日に開幕したカタールモーターショー。トヨタブースのハイライトは、新型スポーツクーペ、『ゼラス』(ZELAS)だ。
しかし、このゼラス、どこかで見たことのある人も多いはず。実は、トヨタが北米で若者向けに展開しているサイオンブランドの、『tC クーペ』とほぼ共通なのだ。
両車の見た目の違いは、フロントバンパー。ゼラスでは、アグレッシブさが強調されたデザインを採用する。トヨタはゼラスの外観を「プレミアムスタイリング」と表現しており、入門クーペのサイオン『tC』とは、マーケティング戦略も異なるようだ。
エンジンはtCと同一。2.5リットル直列4気筒ガソリンエンジンは、最大出力178psを発生する。トランスミッションは6速MTと6速AT。レクサスの高級SUV、『LX570』から流用された234Wの8スピーカーオーディオなど、装備の充実ぶりには目を見張る。
トヨタは「新型ゼラスは、高いドライビング性能を備えたエキサイティングなモデル」とアピールしている。