【スズキ MRワゴン 新型発表】“始動力”“期待力”“新バランス感”

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スズキは20日より3代目となる新型『MRワゴン』の販売を開始した。四輪技術本部第一カーラインチーフデザイナーの日置教喜さんは、ターゲットユーザーを20代の男女と据えたうえで、デザインのコンセプトについて、3つのワードを考えたという。

まず「ターゲットユーザーにこのクルマを見てもらえるかどうか。そしてこのクルマで何か始められるのではないかと感じを与えるという意味で“始動力”という言葉を作りました」という。

次に、「このクルマを持つことで新しく自分の世界観が広がったりするような意味合いの、“期待力”」。

最後に「あまりクルマとして完成されすぎておらず、整いすぎてもいない、隙のようなものをちょっとこのクルマに与えることで、そこから自分らしさを表現できる余地のある存在感を感じてもらおうということで、“新バランス感”」。

この3つのコンセプトをベースに内外装をカラーも含めて、デザイン開発を進めたという。

最後の“新バランス感”について、「想定ユーザーの世代には、クルマに興味が持てない、クルマを持とうと思わない人がいます。街に走っているクルマは自分達の持つクルマではないと割り切られている可能性がありますので、そういう人が興味を持ってくれるようなコンセプトを表しています」と説明する。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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