日本自動車工業会は、2010年の国内二輪車総需要が前年比3.3%減の41万9000台と5年連続でマイナスになる見通しを発表した。
国内の二輪車市場は、少子化による若年人口の減少や、消費志向の変化で長期的な減少が続いており、さらに排出ガス規制対応による車両価格の上昇、都市部での慢性的な駐車場不足などのマイナス要因から落ち込んだ。
国内二輪車市場は、1990年の165万台から4分の1にまで縮小している。
原付第一種は同10.8%減の22万8000台となる見通し。排ガス規制対応で車両価格が上昇したため、買い控えで2ケタマイナスとなった。原付第二種はニューモデル効果で、同45.7%増の9万6000台となる見通し。
軽二輪車は都市部でのスクーター離れなどから同23.1%減の3万7000台と大幅マイナス、小型二輪車も同9.0%減の5万8000台となる見込み。