トヨタ自動車は15日、東京本社で今月からインドで生産開始する低価格小型セダン『エティオス』の開発担当者による車両説明会を開いた。
この席で、「トヨタ第2開発センター」の則武義典チーフエンジニアは、現地の自動車ユーザーの声を徹底調査した際「トヨタ車の品質は良いが、高くて買えない」という指摘が多くあったと紹介した。
また、現状では車両の保有はステータスシンボルであり、車種としては「いつかはセダンと、セダンタイプを望む」ユーザーが多いという。このため「良品廉価」を開発方針とし、「品質、商品力、価格のベストマッチを目指した」(則武氏)と、強調した。
また、インドでは使用環境の厳しさから、クルマは壊れるものという感覚が一般的なため、則武氏は「壊れにくいクルマづくりに挑戦した。インドでの常識を覆したい」と語った。