韓国のキアモーターズは17日、ロサンゼルスモーターショーにおいて、新型『オプティマハイブリッド』を発表した。同社としては、米国初のハイブリッド車となる。
初代オプティマは、2000年デビュー。親会社のヒュンダイの『ソナタ』のプラットホームをベースに開発されたミッドサイズセダンだ。2代目は2005年に誕生。米国ではオプティマ、欧州では『マジェンティス』、韓国では『ロッツェ』のネーミングで販売されている。
今年4月のニューヨークモーターショーでは、3代目オプティマが登場。ヒュンダイ『ソナタ』のキア版だが、先代よりもワイド&ローで流れるようなフォルムには、キアの最新デザインDNAが表現されている。
そのハイブリッド仕様が、今年のロサンゼルスでワールドプレミア。システムは2.4リットル直列4気筒ガソリンエンジン(最大出力168ps)にモーター(最大出力41ps)を組み合わせたもので、トータルでは最大出力209ps、最大トルク27kgmを引き出す。
2次電池は、蓄電容量34kWhのリチウムポリマーバッテリー。アイドリングストップや回生ブレーキ、モーター単独走行を可能にするEVモードを備える。EVモードの最高速は、100km/hだ。
米国EPA(環境保護局)予想燃費は、市街地15.3km/リットル、高速17km/リットルと、クラストップレベル。キアによると、この燃費はガソリン仕様のオプティマを約40%上回るものだという。
オプティマハイブリッドは2011年初頭、米国市場でリリース。親会社のヒュンダイも、すでに『ソナタハイブリッド』を米国に投入しており、韓国2社のハイブリッド攻勢が幕を開ける。