三菱自動車が、エジプトにある同社の元販売会社から提訴されていた問題で、エジプト・アラブ共和国内裁判所はこの元販売会社の請求を却下する判決を言い渡し、三菱自が全面勝訴した。
同社はエジプトの元販売会社のMASRIAに対して販売店契約を更新せず、現在の契約期間満了日に当たる2010年7月20日付けで契約を終了すると通知した。
これに対し、販売会社は三菱の解約通知を合理的根拠のないものとして、今年2月20日付で、同裁判所に販売店契約の期間延長とこれが認められない場合の予備的請求として9億USドルの損害賠償を請求して提訴していた。
今回、販売会社側の請求は却下された。三菱では今回の判決が控訴された場合、引き続き正当性を主張していくとしている。